快医学講座・14時間〜内部被曝からいのちを守るセルフケア
2011年3月11日以降、一連の福島第一原発の事故により放出された大量の放射性物質が、日本各地に降り注ぎました。いまや年1ミリシーベルトの汚染地が、東北関東にとどまらず、北は北海道・枝幸町から、南は九州・宮崎、熊本、沖縄でも、散在していることが明らかになってきました。(地球の子ども新聞133号http://blog.goo.ne.jp/rainbowgarnet1/e/ed8a0ab74ed920d69cfe65dd0f44b751)
福島では今もなお、高線量の地域に多くの住民たちが暮らしていて、健康への重大な懸念が生じています。甲状腺検査を受けた子どもたちのうち、これまでで3人のガン患者が確認され、7人に疑いがあるとされています。郡山では、2011年に子どもたちを集団疎開させよという仮処分を申し立てましたが(ふくしま集団疎開裁判の会 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/)、2013年4月仙台高裁で申し立てが却下されました。「郡山市民には、中長期的にゆゆしき事態が発生する懸念はあるが、現在直ちに被害が発生する証拠はない」という矛盾した内容の判決でした。
子どもたちの集団疎開や、保養、自主避難した人々の生活保障に対して行政の援助を要求し、政府や東電の責任を追及し補償をさせていくこととともに、今すぐ必要な疎開や、保養を実現していくことが欠かせません。快医学ネットワークでも、佐渡「へっついの家」や、長野「はくりゅうの家」で行う、放射能汚染地域に暮らす子どもの保養プロジェクトへの支援を行っています。
内部被曝の影響は、甲状腺の問題だけではありません。チェルノブイリ事故後、良心的な科学者たちによってさまざまな統計が取られ、被爆による影響を探る研究がなされてきましたが、心疾患や免疫異常、他臓器のがん、その他様々な疾患の増加が認められています。
ヨーロッパ放射線リスク委員会は、2003年の勧告で、「国連放射線価格委員会の1989年までの数値に基づいた核開発による被曝の地球規模における結果」を、内部被曝の影響を考えると、ガン死は6000万人、小児・胎児死亡は350万人としています。一方ICRP(国際放射線防護委員会、内部被曝の影響を無視、これにのっとって日本政府は福島原発事故の内部被曝による影響を無視した政策をとっている)は、小児・胎児死亡は0人、ガン死は100万人としているのです。
私たちが暮らしている日本列島は、明らかに放射能により汚染されてしまいました。政府や福島県行政や東電は、ひたすら問題ないと繰り返し、マスメディアも政府よりの記事しか大きく取り上げません。汚染に関する正しい情報が得難いなか、そんな環境の中でどうやって、生き生きと、自分の健康と家族の健康を守りながら、自分らしく暮らしていくのか…。
14時間・快医学講座では、免疫を高め、内部被曝の影響を最小限に抑えるために、自分でできる、様々な手当ての方法や運動法(操体法)、食事法、など生き延びるための知恵を、実習を中心にしてお伝えします。
ぜひこの機会に快医学を身につけて、自分と家族の健康を守る道具とし、周りの人達のサポートに役立ててください。
【大阪 藤井寺市】
日時:7月27日(土)・28日(日)10:00〜18:00
会場:藤井寺市立市民総合会館
参加費:30000円(テキスト代別途2000円)
講師:野本美保
問い合わせ: FAX 0721−21−1373
【山梨 河口湖】
日時:8月23(金)・24(土)・25(日) 23日午後から25日午前まで、合宿で14時間
会場:河口湖 まほろば
参加費:30000円(テキスト代別途2000円)
宿泊費:8000円(食事付き)
定員:8名
講師:秋野敬造
問い合わせ:0552−62−0017(秋野)
【講座内容】
◆快医学の考え方・放射能対策の基本
◆体の歪みを治す操体法
◆内臓の疲れを取る温熱療法
◆穀物を中心にした食事と薬草
◆体の弱い部分を見つけて、体を助けてくれる薬草を見分けるライフエネルギーテスト
◆脳脊髄液の循環を促す頭蓋仙骨の手当