NPO法人世界快ネット主催 

■医療格差を引き起こしている現代社会で、病気になって不安になったり、必要以上に健康産業が幅をきかせているのは、セーフティネットがちゃんとしていないからである、と私たちは常々感じてきました。一人暮らしでも、年を取っても、安心して生活して生を全うできること、それを支えるのが何よりも社会の役割だと感じています。
 安心できる社会になるには、人と人のつながりが何よりも大事であり、それなら、始めようと思えばそのときから始めることができます。

■そのために私たち快ネットが何ができるのかを探るために、今回は反貧困ネットワークの事務局長・湯浅誠さんにお呼びして、貧困問題の現状とその解決についての取り組み、自立生活サポートセンター「もやい」の実際、抱えている困難とこれからの運動の方向性などを語っていただきます。
そしてその後のシンポジウムで、各地で人のつながりを模索しながら活動している快ネットのメンバーからの報告を受け、脱貧困を目指す湯浅さんたちと快ネットが出会い、自前のセーフティネットをめざしていかにつながっていけるのかを、会場の皆さんとともに探っていきたいと思います。

関心のある皆さん、どうぞご参加ください。

▼日時:9月26日(日)13:30〜16:30
▼場所:早稲田奉仕園 YOU-I ホール 地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩5分
▼講演:湯浅誠さん「いのちをつなぐ場づくり〜もやいの現場から」
▼シンポジウム: 「いのちの場づくりのネットワークを探る」
  プログラム予定
  ビデオレター・「地域の茶の間」橋本俊彦さん(福島県・橋本治療室)
  快ネットの会員の現場から発言(発言者募集中)
  会場で意見交換
▼参加費:快ネット会員 1500円 非会員2000円
■講師プロフィール:
湯浅 誠 Makoto YUASA さん

NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長他。90年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘し火付け役となるほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴えつづける。著書に『反貧困』(岩波新書、2008年、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞、第8回大仏次郎論壇賞)、『貧困襲来』(山吹書店、2007年)、『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』(同文館出版、2005年)。最近著は『正社員が没落する』(堤未果氏と共著、角川新書、2009年)、『派遣村』(いずれも共著、岩波書店・毎日新聞社、2009年)など。2008〜09年年末年始の「年越し派遣村」では村長を務める。2009年10月、内閣府参与に就任。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1969年生。最新刊に『どんとこい!貧困』(理論社「よりみちパン!セ」シリーズ、2009年6月刊)、『岩盤を穿つ』(文藝春秋社、2009年)。
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■問い合わせ: NPO法人世界快ネット 042−594−3226(岡島)
                  048−883−2618 (野本)
        E-mail rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp 

*詳しい情報は、追ってHPに載せていきます。