2018・10・28 手当ての引き出しを増やそう
「オステオパシー誇張法講座 ~操体法と絡めて~ 」講師:橋本俊彦

頭蓋仙骨療法のベースであるオステオパシーを、日本に定着させた齊藤巳乗先生の『オステオパシー誇張法』を受け継いだ、橋本俊彦さんによる特別講座第2弾。
「オステオパシーの誇張法は、歪んでいる関節をもう少し歪ませる方向に誘導します。すると身体は「もうそんなに歪みたくないよ。戻りたいよ」と認識して、元の位置に戻ろうとするのです。」
操体法と頭蓋仙骨療法のどちらのエッセンスも合わせ持った誇張法。手当ての引き出しを増やしましょう。

講師:橋本俊彦(鍼灸師、はしもと治療室)

1956年福島県生まれ、鍼灸師、按摩師。福島県三春町で治療室を開設していたが、3.11以降家族で移住、現在松本市ではしもと治療室を開室。
快医学講座、健康相談会を福島、長野など各地で開催。福島の子どもたちのための、まつもと子ども留学基金理事
著書:「緑のセルフケア」(博進堂)

●日時:10月28日(日) 10時~17時
●定員:20人
●料金:快ネット会員3000円(別途資料代)/非会員4000
(別途資料代)
*資料代はお問い合わせ下さい。
●場所:東京都文京区立白山交流館
東京都文京区白山4-27-11 (03-3813-8500)
◆都営三田線白山駅A1出口より徒歩10分: A1出口を出て右へ、交差点を右折して京華通りを抜け、白山通りに出て右手の横断歩道を渡り、右に20m、藤和白山コープマンションを左折(右角はベストビル)、本念寺の横を通り、道なりに緩やかな坂を上がって、左手。

申し込み・問い合わせ●NPO法人快医学ネットワーク  我妻 080-3127-1972 / moosabaai2712@gmail.com
野本 070-6672-8254 / tuna-sana5656@willcom.com

【内容】
前半:脊柱、四肢編(膝、肘、肩、指、足首、手首)
後半:頭蓋編(頭痛、耳鳴り、自律神経失調、三叉神経痛、顎関節症などの様々な症状に対応できます)

『誇張法入門講座に向けて』  橋本俊彦

福島県郡山市に開業して間もない頃、追突事故が原因のむち打ち症でお世話になったことが、齊藤巳乗先生(1926年~2012年)との出会いでした。先生は私の治療室から車で10分足らずのところで、40年以上前から開業されていました。その後10数年間講習会や治療院見学などを通して、オステオパシー誇張法を学ぶ機会を得ました。
先生は90才まで現役の臨床家として現場に立たれて、現在、誇張法の穏やかな無理のない施術は多くの臨床家に引き継がれています。私にとってとても恵まれた環境だったと思っています。

齋藤先生の誇張法はイギリスの頭蓋オステオパシーの大家、デニス・ブルックスに触発されたといわれ、いわゆる間接法です。歪んでいる関節を優しく誇張(さらに歪ませる)することで、からだが自然に戻ろうとする機序を応用しています。海外でも同様の理論、手技は存在しますが、操体法と同じ理論といってもよいでしょう。
私は現場で試行錯誤をつづけながら、誇張法と操体法を組み合わせることによって、小児疾患から介護まで年齢問わずさまざまな疾患に応用でき、より使いやすく効果が出る手技になってきたと思っています。今回の特別講座では、四肢と頭蓋の誇張法を家庭医学的にアレンジした手技をいくつかの症例を紹介しながらお伝えします。